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家電メーカーの経営陣は半年ROMってから出直せ! [仕事]

理解出来ないものには投資をしない。

非常に大事ですが、徹底できないことでもあります。

自分はよくわからないけど、儲かるといわれれば盲目的に投資してしまう。

よくあることです。

これは今の日本の総合家電メーカーにも当てはまることではないでしょうか。



実際にあったやりとり。

担当「今はクラウドを念頭に置かないとデジタル家電は成り立ちません」

エライ人「クラウドってデータをサーバーで共有するんだろ?
     我社でクラウドを用いて業務ができるか?そんな危ないものは商売にならんよ。」

担当「電子メールの導入時はどうでしたか?」

エライ人「電子メールは宛先があるじゃないか。別物だよ」

担当「・・・・・・」


まぁ、こんな感じの会話が本当になされています。

もうひとつの例を。


エライ人A「フェイスブックが流行ってますね」

エライ人B「新しい宣伝チャンネルにいいですな。コストも低いし」

エライ人A「じゃ、早速担当をアサインしましょう」

(後日)
エライ人A「というわけで、きみが担当だ。」

担当「分かりました。自由に書いていいんですか?」

エライ人A「何を言っている。社内ルールに従ってちゃんと決裁をとってから書くんだ」

担当「決裁権限者はどなたですか?」

エライ人A「広報部長決裁だ。法務と宣伝部にも稟議を回すように。」

担当「(一回つぶやくのにハンコが7つか・・・)」


これもよくある話です。

ここで言いたいのは、エライ人が今のネットを技術面と運用面で理解出来ていないこと。

AppleやGoogleをみて、ネットが重要らしいことは知っている。

で、現場には「ネットだ!」「クラウドだ!」と声高に指示を出しますが

出来上がってきたものをみて、何がいいのか、何が悪いのか判断できない。

判断できるのは数値の良し悪しのみ。

どうなるかというと、必要ない部分でのスペック競争になるわけで・・・


運用に関しても同じことです。

SNSへのコメントにいちいち決裁を求めるなんて、なんて恐ろしい。

ブロードキャストと同じように考えられない時点でもう違う。

問題はお客さんとのコミュニケーションが大事であり、そこを最大化しないといけない。

そのためにはどんなシステムとルールが必要なのか、新しく作らないといけないのに・・・

しかし、エライ人は何が違うのか全く分からない。



同じ日本のメーカーでもデバイスメーカーは絶好調です。

理由は自分たちが何をしているのかハッキリ理解しており、判断に一貫性があるためでしょう。



分からないことで商売はしない。

もしネットで商売したいなら半年巨大掲示板をROMってこい。

その後半年でフォロワー10000人作ってこい。

もちろんFollower/Follow>1となるように。

そのくらいしないと、ネットで商売なんてしないほうがいいと思うのです。

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