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問題解決型とビジョン提案型 [デザイン]

問題解決型とビジョン提案型

これは千葉工大 山崎和彦先生の講義の中で使われた言葉です。

問題解決型の課題に取り組むと、製品のレベルは及第点までは上がるが「魅力」にはつながらない。

問題解決型の課題をこなしつつ、ビジョン提案型の課題に取り組むことで製品に「魅力」がつく。

この考え方は非常に応用が効くのであちこちで使ってます。(フレームワーク化してるのです)



よく使っているが「今の仕事は問題解決型かビジョン提案型か?」ととうこと。

これは「今の仕事は新しい価値を生み出しているか?」という問に同意です。



さて、残念なのが、この2つを混同して、うまく運用出来ていないケースが社内で多々あるのです。

よくある残念な運用は、将来のビジョンをつくろうという運動に対してコスト削減運動と同じ評価や運営を

されてしまうこと。これはもったいない。

コスト削減運動は典型的な問題解決型のアプローチです。

克服する課題は明確であり、数字で評価でき、PDCAを回して活動を推進する。

比較的取り組みやすいです。

評価する方も、結果が数字であり、プロセス管理も型どおりなので楽です。


ただ、このような運営と評価をビジョン提案型アプローチに適用すると、まったくもって効果は得られません。

数字で評価できない。課題が未知。比較対象もない。PDCA回せない。

基本的に問題の質が違うのですから、仕方ないですが、これを理解している偉い人が少ないのではと。

ビジョン提案型の課題。例えば、「我々は〇〇といった価値を最大化する必要がる」のような提言を出したとき、

偉い人から、「コストはいくら減るの?」「いくら儲かるの?」といったコメントしか出なかったら注意ですね。


会社の価値を高める活動は大きく2つ。

問題解決型とビジョン提案型

この2つは全く違う運動なので、混同してほしくないと、活動する方にも評価する方にも知っておいていただきたいです。
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