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日本ダメダメ論から考える「日本」の定義について。 [雑感]

日本人は自己否定が大好きである。

何か問題があると

 「だから日本はダメなんだ!」

となる。

謙遜とも、謙虚とも違う、否定的なメンタリティー。

なんでいきなり全否定なのか・・・



今日、朝起きてから今この記事を書いている間での2時間ほどで、

 「だから日本の政治家はダメなんだ」
 「だから日本の学生はダメなんだ」
 「だから日本の経済はダメなんだ」
 「だから日本のメーカーはダメなんだ」

と、えらくまぁダメが並んだ。
ここまで「日本」と書き連ねてみると、ゲシュタルト崩壊起こしてきた(笑)。


この手のフレーズは私が幼少の頃からずっと変わっていない。
なので、「日本はダメなんだなぁ」と頭から疑っていなかったのだが、
最近になって1つの疑問が出てきた。

「日本って何?」という疑問である。

この疑問に対して、明確に、すっきり、論理的でシンプルな回答を出来る人はいるだろうか?

ちなみに手元の広辞苑では歴史的背景と領土、人口で説明してある。
それじゃだめなのか?
広辞苑の説明する日本は歴史的事実と、物理的なパラメータからなり、これ自体ダメもへったくれもない。
「だから日本はダメなんだ。」という文脈にはそぐわない。



では、私なりに 「日本って何?」 の回答を書くと

「『私は日本の一部だ』と考えてる人たちの思考の相互作用から生まれる概念」

と、言い切ってしまおう。

そう、「日本」とは考え方なのです。



厳しい言い方ですが

「だから日本の〇〇はダメなんだ」 というフレーズは 

「自分以外の他の連中が何も分かっていないからだ!」 と 

暗に「日本」から「私」を除いて語っていることろが罪深い。

「私」も立派に「ダメな日本」の一部なのだ。



「そんなことはない。だって、私は日本の〇〇に関係ない」と言う人もおられるでしょう。

そうなら、あなたは「日本」ではない。

しかし、「日本」という概念から生まれる様々な活動の恩恵に関係する限り、あなたは立派に「日本」なのだ。

  日本の国土に住んでいるのなら、立派に「日本」だ。(日本人と同義ではない)

  日本の法律で守られ、義務を果たしているなら、あなたは「日本」だ。(日本人と同義ではない)

  日本の経済活動に何らかの関係をしているなら、あなたは「日本」だ。(日本人と同義ではない)

クドイが、「日本」であることと「日本人」であることは同義ではない。




さて、 「だから日本はダメなんだ!」と言う時、私たちは自分自身で自分のことを否定している。

そんなに私たちはダメなのか?

本当にダメかどうかの考察はまた後日。




え、こういう考察がダメって?(笑)



タグ:否定 ダメ 日本
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