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オタクが臭いことを正当化してみる! [雑感]

私はオタクである。

 

ここで言うオタクはリア充がアピールに用いるものではない。

社会常識からずれ、同じような服装で群れ、世間から冷たい視線と嘲笑をあびながらも

デュフフフフと笑っているようなあいつらだ。

 

オタクは自意識が高いし、自分では何も作らないし、文句ばかり言う。

だからオタクは嫌われる。

 

一方でオタクは興味を持ったものを消費し尽くす。

興味対象を喰らい骨をしゃぶり粉々にして成形し直し、

それにありもしない幻想を持ち再生産しつづけまた喰らう。

さらにクリエイターに精神的圧力をかけて無理矢理に働かせようとする。

世間が見向きもしないゴミのようなものにくっつき腐臭をあげながら熱を発し喜んでる。

生ゴミにくっついてるバクテリアや菌のような連中。

実際臭い人は多い・・・

 

 

しかし、だ。

オタクが多く自生する市場はコミュニティになる。

オタク同士で提供されたコンテンツを不必要に細かく分析し、文句をいい、

破綻した論理で論破し人の上に立って悦になってる。

はたから見れば嫌なコミュニティだが、

でもこれらがたま~にクリエイターの養分になることがある。

オタクも役に立っている。

 

 

そう、生態系に光合成をする生産者とそれを食う消費者がいるのなら、オタクは分解者なのだ。

 

 

 

これはオタクがいない大量消費市場とは大きく違う。

そこでは受け入れられなかったものはゴミのまま。

またブランディングで作られた熱心なファンというのもただ購入金額が大きいだけ。

そいつらが飽きたら購入したものはゴミになりもうそのまま。

 

しかもそのゴミは不燃ゴミで現実の環境負荷を大きくするだけ。

本当にゴミ、産業廃棄物。

そこで新しいクリエイターやアイデアが生まれることがない。

森を切り倒して砂漠化させてるようなもの。

 

でもオタクが自生してる市場は生ゴミが分解され腐葉土になり次の畑になるし森にもなる。

この違いは大きい。

 

 

現実にバクテリアや菌がいなければ私たちは生きていけない。

バクテリアや菌だって大事なんだ。

だからオタクは胸を張っていいと思う。

胸を張って好きなものに執着し腐臭を放てばいいと思う。

 

 

そう、だから俺が臭いことは悪くない!!


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婚姻の減少とクレーマーと社会の商品化 [雑感]

婚姻の減少とクレーマーの増加は、同じ社会的な構造から生まれているんじゃないのか?

 というのが今回の論旨です。

 

私は「女性の社会進出」という言葉に強く違和感を持っています。

これは女性が家庭の外で仕事をすることを指していますが、

では、家庭の内で育児などをしている女性は社会に参加していないのでしょうか?

この言葉は暗に「労働力を貨幣に変えないと社会に参加していない」と言っていると考えます。

もう少し言うと「社会参加するにはお金を払え」ということ。

以前(私が覚えている範囲で)は、社会参加するには手を貸せば十分でした。

直接に労働力を提供すれば社会参加できていました。

しかし、現在は労働力を貨幣に変えて商品化された社会を購入しないといけない。

そうなっているように感じています。

 

 

この社会の商品化が婚姻の減少やクレーマーの増加を生む社会的な構造だと考えます。

結婚は高額商品です。プロポーズの指輪からして給与の数カ月分などと刷り込まれています。

またクレーマーは、それが公共物でも、商品として払った貨幣に見合った満足を

得られるようにする合理的な行動の現れです。

問題は、これらの現象の原因と解決を個人の信念や思考に還元してしまうことです。

婚姻について、私なんかは草食系で情けないとレッテルを貼られます(泣。

クレーマーについても協調性が云々などと言われます。

しかし世の傾向としてこれらの現象が大きくなっているのならば、

その原因は個人ではなく社会的な構造に求められるべきです。

 

 

現在の経済は利益至上主義であり、あらゆる事物は商品化・細分化されバラ売りされます。

それと合わせ社会も個人に細分化され、自己責任や合理的行動を求められるようになります。

しかし上のような社会的な課題が生じたときは、原因を個人の責に帰するほかなくなりますが

このアプローチによって解決することはありません。

なぜなら個人の成立はその人の自由意思を認めることであり、アプローチと矛盾するからです。

 

 

現在の利益を至上とし全てを商品化する経済では、ますます社会的な課題が生まれてくるでしょう。

人の営みは社会や巷間で行われ、そこでは細分化され孤立できる事物は無いです。

 そのような観点から、経済は経世済民の意味に移っていかないとマズいと思うのです。

 

 


私の鬱と「星の王子さま」 [雑感]

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
 
 かんじんなことは目に見えないんだよ」

(サン=ジュグテペリ「星の王子さま」より)


私は最近やっと10年に及ぶ鬱病から動けるようになりました。

冒頭の一句は私の場合によくあっていたので、メモしておきます。



私が鬱病になった原因は、自分を他人からの評価で形作っていたから。そう考えています。

上司が笑顔で話してくれたらうれしく、不機嫌に叱責されたら落ち込む。

これを上司に限らずほぼすべての人に当てはめて、私は生活していました。

しかし、私がどんなに知恵を持っていたとしても、他人の感情は予測も制御もできませんし、

その理由も分かるはずはありません。

なのに私は

「上司が機嫌良かったから俺は価値があるんだ。」

「先輩に機嫌悪そうに注意されたから俺はダメなんだ。」

などと、自分の評価を全く得体の知れない他人の感情に結びつけていました。

これは最悪です。




どんなに自分が改善しても努力しても効果なんて一切ありません。

そうなるとすべてのものが不安の対象になります。

すべてが灰色に見えて、何を食べても砂を噛むように感じ、そして動けなくなりました。

「かんじんなことは目に見えない」のに、目に見えてる他人を自分だと信じていたのです。





私が動けるようになったのは「目で見ることで自分の形を作る」から

「心で感じることで自分の形を作る」に変えたのがきっかけです。

他人よりも、自分の感じることを最優先にする。

例えば、動けないときに会社からは「とにかく来い」とせっつかれました。

はじめは「迷惑かけてるから行かないといけない」とがんばろうとしてました。

それを「行ったら自分は楽しめるか?なにかうれしいか?」と考えるように変えました。

自分が嫌だとなったら行かない。

「すこし運動のつもりで行って、しんどくなったら速攻で帰ろう」と思えたら少し行く。

他人の迷惑なんて脇に置くようにしました。


他人が良いというから良いのではなく、

自分が良いと思うことが良いことだ考え、その良いことをせっせと集めるようにしました。

・今日は歯を磨けた
・食事ができた。
・着替えができた
・外に出れた
・天気がよかった
・管理の人に挨拶できた

など、とても小さいけど、自分がいいと思うことを集め数えました。





会社で私と同じように鬱で休職した人と話すとみんな同じことを言います。

「なんであんなに会社にあわせようとしてたんだろう??」

会社には本当にまじめでいい人が多いです。

でもそんな人ほど休職しやすいのも事実です。

まじめでいい人は他人の為に自分を捧げる傾向が強く、

自分がよかれと思ったことに全く手応えがないことに戸惑って、自分を見失ってしまう。

他人という目に見えるもので自分のやったことを評価するのは、やめておいた方が良さそうです。





追記:私はまじめでいい人ではありません。(当社比)



 
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情報法勉強会.@GACCOHで得た気づき [雑感]

3/16日に京都”GACCOH”で行われた情報法の勉強会におジャマして来ました。
もとい、ジャマして来ました。(ゴメンナサイ・・・)

その時の備忘録です。



聴講した3つのセッションそれぞれから、私がメモしたキーワードは

・専門家と特権
 ジャーナリストの取材源秘匿の可否。

・決定不可能性
 ネットビジネス界における産官による共同規制。

・著作権
 現在の著作権を基礎にした事業に生じてる問題。


これらをぼ~っと眺めていて、ふと思いました。

「すべて情報化による知識の囲い込みがゆるくなった事が原因かも。」と




近代化の要因の一つは分業であり、それは専門的知識の有無によって区分されます。

しかし情報化によってその知識が遍在化してきています。

そのため、
ジャーナリストなどの専門家に認められてきたある種の特権は他の権利との間で衝突しはじめています。

また、多数が高度な知識を安価で得ることができるために産業の発展は複雑・高速化を強めています。

さらに、著作権など知識の囲い込みを基礎にしたシステムは機能不全の一歩手前です。

知識の遍在化は近代社会システムそのものに大きな影響を与えていそうです。



知識の囲い込みで存在していた職は消えて、コードに移っていくのかもしれません。

よって、ほとんどがここに属するホワイトカラーの職は無くなり産業構造が一変する。

その分、農業従事者などに人手が移って案外うまくいくかもしれません。

次の世紀は自分で手を動かし知恵を作り出していくことのみが残るかな、なんて考えてます。



タグ:情報法 GACCOH
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日本の「企業集合体国家」への道 [雑感]

攻殻機動隊のプロローグで日本は「企業集合体国家」とされてます。

ぼちぼちこれが実現される基盤ができてるのかもしれません。



2012年11月20日と21日の日経のコラム経済教室のテーマは今後の中国の体制についてでした。

論者はそれぞれ、

「今後中国は民主化を避けられない」と

「新しい(力を持つ層との)同盟を結ぶ必要がある」としていました。

これを読んで必ずしも民主制が全てではないと思いました。

力を持った層を体制に組込み、持っていない層に対してある程度の生活を提供すれば何とかなります。



では、私達が有している民主制と参政権は何のためにあるのか?

私が政治に参加するのは、国によって生命と財産を守るためです。

今回も選挙の争点は、経済と社会保障が半分を占めます。

つまりお金に関すること。

日本の場合、このお金の多くは企業活動からもたらされます。



ここからは推論です。

選挙の大きな争点がお金であり、そのお金が企業活動からもたらされるのなら、

私は参政権を企業活動が活発になることを優先して用います。

企業活動が活発になるには企業の負担を軽くすることになります。

課税を減らし、

他国の貿易障壁をなくし、自国の貿易障壁は高くし、

為替に介入し、

環境負荷やインフラなどのコストを国が負担し、

労働者保護を緩くして・・・・


もし少しでも企業の負担が増えれば

グローバル化が進む世界では企業は活動場所を他国に移してしまいます。



すると、私は国によって生命と財産を守ろうとして政治に参加しますが、

企業によって守ってもらうことになり、企業のために政治へ参加することになります。

こうした流れで日本は「企業集合体国家」になっていきます。



改めて、士郎正宗恐るべし・・・


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二人の中国人の笑顔とその理由について [雑感]

2012年11月20日の日経朝刊にて、二つの中国人に関する記事が目に止まりました。

一人はポスト習近平氏の筆頭格、胡春華氏。

一人は新しい報道官、華春瑩氏。

何が気になったかと言うと両者の写真が笑顔であること。

しかも普通に親しみやすい笑顔。

私は中国の要人に対して、笑顔でもなんだか目が笑ってないって印象を持っています。

なのでこの二人の笑顔が気になりました。



なぜ中国はこのような「笑顔」を出すようになったのか?

私見ですが、一つは中国の自信の表れだと思います。

1992年の鄧小平の南方講話以降、中国は面子を保ったまま世界経済の中で成長を果たすため

厳しい顔を世界に向ける必要があったのではないでしょうか?

数年後にはGDPで世界一位になることも見えてきた今、その自信の表れがこの笑顔なのかもしれません。



笑顔のもう一方の理由は、強気一辺倒での経済成長に限界が見えてきたせいだと思います。

先日の全人代では10年後にGDPを2倍にすることが掲げられました。

7%成長を10年続ければ達成可能です。

しかし、過去10年の中国の相対的な優位性はもうなくなってきており

新しい戦略を用いないと次の10年の成長は無く、また経済成長がなければ体制の維持は困難でしょう。

なので、今後は対外的にも国内的にも硬軟使い分けて何とか自国に成長を取り込みたいとの

考えが上の両者の笑顔の理由なのではないかな、などと考えています。



これから中国人の笑顔が多く見られるようになってきたら、

こちらも相応に気を引き締めたほうがいいのかなぁなどと緊張しています(笑)


タグ:中国 胡春華
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今回も国家観を示さない政党たち [雑感]

「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」ができたそうで。

党名がそのまま政策に対するスタンスになってて、まあ分かりやすいと言えばそうですね。

しかし今回の選挙でも、どの政党も個々の政策の根拠となる国家観を示していません。



アメリカ大統領選はざっくり

小さな政府を志向する共和党と大きな政府を志向する民主党という国家観の選択があり、

提示される政策もそれを落とし込んだものになっています。

ちゃんと国家観が論点になっています。



日本の場合はどのような国家観が論点か?

私は「今まで製造業で支えてきた中間層の喪失にどのように対応するか」だと考えます。

11/19の世論調査では、政治に取り組んでほしい主な課題は景気と社会保障でした。

この二つの課題は今まで日本にあった分厚い中間層が薄くなってきたために生じてる問題では無いでしょうか?

今までは中間層によって雇用が確保され社会保障費も捻出され、同時に消費も行わせてきた。

しかし今はそれができなくなってきている。

この問題に対してはTPPも原発も消費税もそれぞれ単独で検討する事は無意味です。


なので、各政党には今まで日本を支えてきた構造が無くなってきている事に対して

どのように対応するのか?

そしてその上で税制、エネルギー、産業、福祉などをどのように最適化させていくのか?

これらをきちんと示してほしいのです。

これが無いと個々の政策へのスタンスだけ示されてもこちらは選びようが無いのですが・・・

なんでどこも出さないんだろう?

戦争と社会性はコインの表裏 [雑感]

人間というのは社会的な動物と言われています。

もしかすると、その社会性を得たために人は戦争をしなければいけなくなったのじゃないか?

そんな暗いことを考えているので整理しておきます。



人間は過酷な環境で生きて行くために協力しあうことにした。

この社会性の獲得を論考の起点とします。

この社会性はすべての人間で共通では無く、物理的に近接した人間同士で形成さたのではないか?

土地が違えば違う社会になるということです。

この社会性を手に入れた集団間でひとつの資源を争うとき、どう行動がなされるのか?

例えば、定員10人の救命ボートに対して、20人の人間がいる場合。

(その一)
この20人に社会性がなければ、各々が押し合いへし合いして

最終的に強いか、もしくは運の良かった人間がボートに乗り込む。


(その二)
この20人が10人ずつの社会性を得ている場合。

個人の生存は属する社会に依存していると仮定します。

すると、各々が自分の属する社会のために行動を取るのではないか?

自分の属する社会以外を取り除けばよく、結果、集団戦になるのではないか?



まぁ、突込みどころ満載の論立てですね。。。。

しかし、平和な状態にあると個人主義が生まれ社会性が減少する。

逆に、戦争状態になると一気に集団化し、社会性は大きくなります。

社会性と戦争はコインの表裏のような気がするのです。




戦争を無くすためには、社会性の放棄か、世界での単一社会を形成するか。

ネットによって地上の多くの人々が大きな社会性を手にしました。

しかしネットは人間生来の能力ではないです。

誰かが電源を落とせば、その社会は維持できません。




過度な技術に依存せずに地球規模で社会性を形成する手段。

そのような手段、見当もつきませんが、

でも、

そこが人が次に目指す地平かもしれません。




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書評雑誌 TOPPOINTのすすめ [雑感]

私は本が好きです。

いま書棚には200冊ほど積んであります。

私は1ページ読むのに1分かかるので、一冊あたり4時間もかかってしまいます。

一週間に4冊読めれば花まるです。

でも正直、ビジネス書を読む時間は惜しいです。

そこで頼りにしているのが、書評誌 TOPPOINT (http://www.toppoint.jp/)です。

書評対象はビジネス書。月刊誌で月10冊分の書評が掲載されています。

特筆すべきは、その書評のクオリティーです。

一冊のビジネス書につき4ページを用いているのですが、

要点がもれなく美しく整理されています。

この書評を読むと、ほとんどのその本を買う必要がありません。

総ページ数50ページに満たない、うすい雑誌で1000円もしますが

時間の節約と10冊分のビジネス書の値段に比べればとても価値が高い雑誌です。

おすすめですよ♪






タグ:TOPPOINT
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老子(五十七章)とデザイン [雑感]

「人に技巧多くして、奇物滋ます起こり」

(人多技巧、奇物滋起)


実はデザイナーの仕事は、デザインを必要としない世の中にする事じゃないか?と考えました。

そしてデザイナーの仕事は、世の中からデザイナーを無くすことか?とも考えました。



デザインって増え続けていないでしょうか。

プロダクト単体では引き算のデザインが言われています。

しかしこの世の中全体で見たら果たしてどうだろう?

なんだか街がごちゃごちゃするのは「奇物」が増えて続けているためでしょうか?


メーカー勤務の人間には自己否定に等しいですが(苦笑)
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