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インターネット経済圏で一番重要な「競争力」とは何か? [仕事]

インターネットで対価を得たい組織の競争力について考えてみる。



競争力は何によって規定されるか?

ひとことで言うと、「組織が有するリソースとその運用方法」ではないか。


今は、リソースをいかに囲い込むかが大事。
知財権、資金、ユーザー、人材、取引先、ODM先、ノウハウ、、、
気がつけば全部社外秘。
取引先と協業するにはNDA締結が基本。
そんな世界。

せっかくリソースを投下して掴んだ金のなる木を、あっさり真似されたんじゃたまらない。
そりゃ、リソースを囲いこみたくなるのは当然ですわな。


でも、この考え方は、今の時代を迎えて、少々無理が来ているように感じる。

 無理その1:インターネットを念頭においた場合、自社だけでUXが完結することはまずないこと。
       世界最大のGEでも無理。

 無理その2:リソースが大きくなると、管理のコストも膨大になる。よって組織は肥大化。
       現実問題、今ある以上の大きな組織は存在できないのではないかということ。

 無理その3:従来の管理方法では、リソースを多く集めても、イノベーションにはつながらない。
       ヘタをすると、付帯業務のオーバーヘッドでリソースが食いつぶされる。

リソースの囲い込みによって競争力を保っていた世界は限界。


では、どのようなリソースの運用方法なら新しい競争力を得られるか?
もうすでに始まっていますが、

「シェア」「オープン」「マッシュアップ」

これらが鍵になるかと思う。


リソース囲い込み管理戦略が行き詰まったているのは、
最重要のリソースである「人間」を
合理判断ができる機会システムの一部とみなしていた点ではないか?
工場のラインを構成するロボットのように。

この考え方が、知識集約型産業では意味をなさいことは自明。
なのに他に管理手法を見いだせないマネジメントは、ずるずると従来手法に頼っている。
これが、競争力が衰えてきた大企業に言えるのではないか?
暗黒時代だ。。。。

この反省に立つのであれば、企業はリソースの規模ではなく、ネットワークに注目すべし。
ネットワークにはいろいろあるが、今話題なのは「シェア」「オープン」「マッシュアップ」。

囲い込まずに、積極的にネットワークを活かして、
人間の脳と脳をリンクさせ、アイディアをスパーク!! ってな感じで。

近い将来の競争力を規定するのは、いかにネットワークに繋がったリソースを有するかではないか。










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