SSブログ

私がやめても代わりはいるもの [仕事]

さて、みなさんは

「私がやめても代わりはいるもの」

と実感することはないでしょうか?


私は多々あります。
たとえば、急な配置転換で、自分の後継や引継ぎがうまく決まらなくても
ちょっとしたら、何事もなかったかのように業務が回っている。
こういう時、「私がやめても代わりはいるもの」と呟きたくなります。



でも、会社である以上これは当たり前のリスク対応なんでしょうね。

・誰でもできるように業務を標準化しておくこと。
・その業務をこなせる能力を持った社員を雇用して確保しておくこと。

こういうリスクに備えた対応が、会社としての頑健性を確保する当然の行為なのでしょう。
工場の生産ラインのような考え方ですね。

これは会社の機能ありきが当たり前だった世界の話。
すなわち、先行に追いつこうとするときに有効な手段です。
真似るべき、もしくは目指すべき目標が具体的であれば、
それに必要な機能も自ずと決まり、あとはそれをこなせる人間を確保すればいい。
変化を抑え、品質を一定に保つ効果が期待できました。

この仕組みの弱点。
それは、真似る対象がいなくなったら破綻する こと。
もうちょっと言うなら、自ら新しい世界を切り拓こうとするときには無力 と言う事。

新しい世界を切り拓くときに重要になるのは、
先端に立った「個人」が、どのように考え、どのような新しい行動を取るか
これが大事だと考えます。
個人ありきで、組織はそれに追従する形です。
変化することを前提とした仕組みとも言えます。



さて、今の日本のエレクトロニクスメーカーに必要なスタンスはどちらか?

明らかに後者です。

環境の変化は早いし、競争相手も増えてきている今日この頃。
そのようなご時世にあって、変化したくても変化できない仕組みというのは致命的にまずい。
氷河期を前にした恐竜のような感じです。

今、尊ばれるのは変化を起こせる人材ではないでしょうか?
もちろん、1勝9敗よろしく多くのうまくいかなかった事例は付いて回るでしょう。
しかし、それを「失敗」と呼ぶ会社、特にエレクトロニクスメーカーは、世界に打って出ることは難しい。

さて、私のいる会社はこれから変化できるのでしょうか・・・
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。