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HUNTER × HUNTERで考える仕事の大事 [仕事]

私はHUNTER × HUNTERが好きです。

私はこの漫画の魅力は「制約」にあると思っています。

この世界は人間関係や組織の中に制約があります。

念能力も制約がいっぱいです。

キャラクターの魅力はこれら制約の中で、力をどのように発揮かにかかっており、その織り重なりがストーリーを作っています。



例えばレオリオはかなり制約の多い設定になっています。

ゴンやキルアに比べれば身体能力は常人に近く、クラピカの頭の切れや過去に比べると普通の青年に近いです。

もしこの漫画がバトルものだったらモブキャラ扱いです。

しかし、この世界はバトルもののように物理的な力だけで設定されてません。

いろんな関係性の中でレオリオにしかできない行動や台詞が生まれます。

このような緻密な関係性は制約をしっかり設定しないと生み出す事はできないと思います。

なので私はHUNTER × HUNTERの魅力は制約にあると考えるのです。


別の言い方をすると、この制約を無視したら魅力は消えます。

2013年1月現在、絶賛公開中の劇場版に不評が多いのもこの制約がグダグダになっているためでしょう。


なにが言いたいか?

「分かろうとしない人間に大事な仕事を任せてはいけない」。

分かろうとしない人間は、人々が何に注目しているかを計量できるもので判断します。

例えば商品に関するSNSのコメント数が多い方がいいとしか考えない人間は、

お客さんがWEBページに来たとたんにSNSのリンクを画面の真ん中に表示させます。

そんな人間実際にいるんです、会社にも・・・・


気をつけたいのは「分かる」ではなく「分かろうとする」こと。

商品や作品に感じる魅力は人によって様々でしょう。

分かろうとしたら答えは出せません。

なので分かろうとすることで「私はここに魅力を感じる」とはっきり語る事ができます。

このはっきり語られる魅力が広がれば、その商品や作品はもっと豊かな世界観を持つ事ができます。

お客さんには、この世界観が決定的に大事だと考えています。


世界観を作っていくためには、大事な仕事をお願いする際にその人が「分かろうとする人間」であるかどうか。

私はこの点を特に重要視しています。

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