SSブログ

今回も国家観を示さない政党たち [雑感]

「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」ができたそうで。

党名がそのまま政策に対するスタンスになってて、まあ分かりやすいと言えばそうですね。

しかし今回の選挙でも、どの政党も個々の政策の根拠となる国家観を示していません。



アメリカ大統領選はざっくり

小さな政府を志向する共和党と大きな政府を志向する民主党という国家観の選択があり、

提示される政策もそれを落とし込んだものになっています。

ちゃんと国家観が論点になっています。



日本の場合はどのような国家観が論点か?

私は「今まで製造業で支えてきた中間層の喪失にどのように対応するか」だと考えます。

11/19の世論調査では、政治に取り組んでほしい主な課題は景気と社会保障でした。

この二つの課題は今まで日本にあった分厚い中間層が薄くなってきたために生じてる問題では無いでしょうか?

今までは中間層によって雇用が確保され社会保障費も捻出され、同時に消費も行わせてきた。

しかし今はそれができなくなってきている。

この問題に対してはTPPも原発も消費税もそれぞれ単独で検討する事は無意味です。


なので、各政党には今まで日本を支えてきた構造が無くなってきている事に対して

どのように対応するのか?

そしてその上で税制、エネルギー、産業、福祉などをどのように最適化させていくのか?

これらをきちんと示してほしいのです。

これが無いと個々の政策へのスタンスだけ示されてもこちらは選びようが無いのですが・・・

なんでどこも出さないんだろう?

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。