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「人件費」を免罪符にするエライ人達 [仕事]

今朝の日経に日本のインフラ輸出が伸びていないとありました。

中韓のインフラ輸出額は2005年比で約4倍だそうです。

記事によると、この差を生んだのは人件費の差。

日本のエンジニアの人件費に対して、ソウルは40%、上海は14%だそうです。

なので、国策で何とかできないかと経産省が検討しているそうです。

現場の固定費が高いから、国に頼る・・・

間に何か抜けてませんか?




工場のラインで働いている人の人件費ならこの差はでかいです。

でも、同じ事がインフラエンジニアに当てはまるのでしょうか?

単純に人件費が比較されていますが、

日本とソウルと上海のエンジニアは同じ人間では無いです。

なのに、この単純比較だけでインフラ輸出の伸び悩みを語るのは、腑に落ちません。



何が言いたいか?

なぜ違うエンジニアを要して中韓と同じ提案をするのでしょうか?

違うコンセプトを提案できないのでしょうか。

発注が「橋を架けてくれ」だとしても、

橋脚が必要なくて河川に負荷をかけない橋や、

台風が来てもたわむことで壊れない橋とか、

多くの課題を乗り越えてきた日本ならではの提案ができないのでしょうか。



もっと言うと、経営層がサボっているのではないでしょうか?

よく中国の発展が日本の高度成長期と似ているというコメントを見ます。

だから新しいことをやらずとも、既存の考え方で売り込めると考えているのでしょうか。

もしこういう考え方で新興国市場に進むなら、

その国の人たちを馬鹿にしていることにほかなりません。

そんな商売がうまくいくとは到底考えられません。

その国の生活を基盤にし、日本で培った知恵を組み合わせて新しい知恵にして提供する。

どうも、会社の都合の押し付けばかりが目について落ち込みます。

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