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デザイナーの絵を描く力のすごさ [デザイン]

私は自称エンジニア。絵はかけません。

私はデザイナーじゃありません。絵がかけないのです。

入社当時、同期のデザイナーに

「プロダクトデザインをするためにはどうしたらいい?」

ときいたら、「絵がかけることが一番だね」と即答されて、意気消沈したことがありました。



それから10年ほどたってますが、ネットワーク上のサービスを考えるのであれば

絵がかけることが全てではない!!とうそぶいていたのですが、

EXILIM EX-TR100 

見て、「やっぱり絵がかけるのってすごい!・・・・」と思い知らされました。


とあるメーカーのデザイン課課長の美大生に対する言葉ですが、

「卒業制作は見せていただきますが、はっきり言って甲乙つけることはできません!」

と、言い切ってられました。

確かに、この時代になれば、すべてアナログで線を引くことは無いのでしょうね。

CADもフォトショもイラストレーターもグリグリ使って、きれいな絵の出来上がり。

確かにこれでは、甲乙つけることなどできません。



私が日経エレクトロニクス5−30号でみた

カシオ計算機のデザイン室 長山洋介氏のイラストの山(ごく一部)はすごい。

何に感心したかというと、絵を描くことによって、デザインによる機能性というものが

はっきりと整理され結実していく様が読み取れることに感心しました。

てっきりデザイナーの人々って、感覚的、直感的な思考形態を持っているのかと思いきや、

長山氏は非常に論理的。

誌上のインタビューでも、ここではこのようなことを、この時点ではあんな事を考えて。。。と

言った具合に、ちゃんと整然とご自身の思考をトレースしている。

コンピューターで書き綴った絵だとこうは行かないのではないでしょうか。

やはり、自分の手で描いて、目で見て、脳みそにフィードバックをし、また書いて・・・を

繰り返してこそ、思考の発展にもなるし、記憶にも残るし、トレースもできる。

絵を描いて、描いて、描いて・・・と絵を積み重ねることで、問題がはっきりし、課題がうまれ

また、次の解決策に向けての道筋がわかる。

プロのデザイナーのにとって絵を書くというのは思考するのと同義かそれ以上の効果があるのか。

デザイナーの方々にとっては当たり前なのでしょうが、私のようなソフトウェアエンジニアには

ちょっと驚きでした。
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