なんとなく思考停止な私とあなた。

毎日、結構頑張って仕事をしている「つもり」な私。

結構、頭を使っている「つもり」の私。

それを口実についつい甘いものを口にしてしまう私。


自称、頭脳労働者な私なのですが、じつは、「頭脳肉体労働者」ではないかと心配になってきています。

「頭脳肉体労働者」とは、

頭を使って、単調な業務をこなしている状況を指しています。

ルーティンワークももちろんです。

加えて、新しい事業や技術を生み出しているつもりでも、実は頭の使い方はルーティンになっている。

そんなことありませんか？


巷では、フレームワークと言われているあれです。

フレームワーク依存症は、実は頭を一定の枠にはめて使っているに過ぎない。

もう少しいうと、本当に考えていないのです。

与えられた方程式の項に値を代入しているだけ。


新しい課題が生まれたときに、確かにフレームワークは便利です。

なんとなく論理的で、

なんとなく見える化され、

なんとなく説得力がある。

なんでそういう結論になるの？と、問われたとき、

フレームワークに書き込んだパワポを見せれば、プレゼンする方、受ける方、何故か納得。

褒められたりもする。

みんな思考停止。考える事拒否状態。

まあ、考えるのは確かにしんどいですからね。避けて通りたいのも納得ですが。


よく私はブログの中で人材を「部品」と見なしているきらいがあると書いています。

フレームワークにも立派な「部品」化のトレーニングですね～。。。



なんで、新しい事象が発生したときに、過去のフレームワークが有効なのか。

人間のやることに、そうそう目新しいことはないというのも、あるかもしれませんね。

しかし、取り巻く状況、参加しているプレーヤー、持っているリソース等々、

全く同じシチュエーションなんてないでしょう。

フレームワークや歴史に学ぶことは大いに結構。

ただ、それをそのまま当てはめて使って、問題解決だ！とういのは思考停止なんじゃないでしょうか。


日本の総工場化によって、この国は高品質なものを多量に生み出すことが可能となりましたが、

人間まで、工場化に合わせて、「部品」にすることは、もうそろそろ止めにしないと。


こういう話は、システムを牛耳っている偉い人には通じないでしょう。

自分で「部品」にならないようにするには、しんどいですが、考え抜く人間になるしかないと思います。

「人間は考える葦である」　「我思う、故に我あり」

考えることをやめたら、人間以外のよくわからないものになってしまう。



人間やめますか、それとも思考停止やめますか？　と、自分に問いかけてる今日この頃です。

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