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鴻海とシャープとの提携に思う事。 [仕事]

「対Samson連合か・・・」

鴻海がシャープに出資することを聞いて、まず思い浮かんだことです。

日経エレクトロニクスのインタビューに

鴻海の郭董事長が語っていたことが現実になったんだなと。



双方にメリットは有るらしいです。

シャープは大型投資した堺工場の稼働率を高め、

パネルの共有先を確保し、当面の財務状況を良くすることができます。

鴻海は高いアッセンブリ能力に加え、高機能デバイスの工場を手にし、

中国での労務コスト上昇に対して、技術力という次の手を打つことができます。

短期で見たら両方いい感じです。



しかし、シャープは財務を良くするために心臓である堺工場を鴻海にオープンにします。

鴻海は出資によって堺工場を手にし、その技術で利益を生むことができます。

中長期でみたら分が悪いのはシャープだと考えます。

このような判断をするほど、今の家電メーカーは危機感を持っているのでしょう。



では、増資で何をするのか?

ここで記者発表で流された郭董事長のコメントを引用します。

「日本が、かつての電子機器やコンシューマエレクトロニクスの
 
 製造者としての役割から脱却し、高度なテクノロジーの研究開発と

 国際的なブランド認知の構築を先頭に立って牽引する、
 
 新しい役割を引き受けていくことを世界に対して示すことになるでしょう」


要約すると、「Appleみたいになればいいやん」ということでしょうか?


確かに鴻海がSamsonに対抗するには、ブランドとR&Dは弱点です。

そこを日本の家電メーカーに求めているのでしょうが、

それができていないからここまで沈没しているのです・・・・


今回得た資本で新しい地平を切り開くことが、やるべきことなんでしょうね。

もうホントに背水の陣です。

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