SSブログ

ソーシャルグラフの限界とそのつぎの系 [テクノロジー]

CGMの時代だと言われて、はや幾年。

なかなか、CGMだけでブレイクしません。

この事象から、ソーシャルグラフの力学を考察してみます。



観測するパラメーターは「共感」、SNSの基本構成要素です。

CGMのほとんどは、小ネタです。

掲示板での流れや、数分の動画です。

たしかに楽しいですが、なかなか小ネタの域を出ません。

このため、そのコンテンツに共感が多少集中するのですが、

自己組織化する前にノイズにかき消されてしまいます。

これは、共感への引力よりソーシャルグラフの均質化圧力が大きすぎる為です。

この均質化圧力が大きいのは、ネット上での情報伝播が早過ぎるため。

おそらく、どんなに強力なネタが投下されようとも、持続時間は大差ないかと推察します。



さて、このソーシャルグラフは散逸構造と見ることが可能です。

局所に共感が集まり、自己組織化し、コンテンツとして新たらしい意味を得る。

ところが、先に書いたように自己組織化するところまで行ってません。

どうすれば、自己組織化させることが出来るか?

私はお金を集める仕組みを組み込むことが必要だと考えます。

このお金を集める仕組みは、ユーザーから直接コンテンツ料を取ることを指しません。

何らかの方法でコンテンツ、もしくはグラフ上の局所にお金を集め、共感をさらに集める。

この動きを組み込む必要があります。

では、どのようなマネタイズ、ビジネスモデルか?





と、ここで私の思考は止まります(泣)

あくまで予想ですが、現在のソーシャルグラフだけではビジネスにならないような気がします。

今のままでは、現状把握はできても、次に何をするかの指針にはなりません。

ソーシャルグラフに、人間社会を構成する他の要素を組み込み、

新しい系を構築する必要があります。

人と人とのつながりのレイヤーと、経済活動のレイヤーの相互作用を考えてもいいかも。



これが出来れば、いろいろな意味で楽しくなります♪
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。