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進む情報商品デザインのコモディティ化と処方箋 [デザイン]

商品のコモディティ化とは言うが

「デザインのコモディティ化」というフレーズは成り立つか?が、今回のテーマ。



少なくとも情報商品のプロダクトデザインではコモディティ化(=均質化)が進んでいる。

ケータイ、テレビ、スマートフォン、ラップトップ、最近では見分けるのが至難。

なんでこんなことが起きたのか?なるべくしてそうなったのか?

今後、みんなモノリスになるのか?(本当にそうなりそうだけど・・・)



情報機器はソフト屋さんの出番が大きい分野である。

情報機器の機能はソフトとハードで切り分けがある程度できてしまう。




車のデザインではあまり考えられない事かもしれない。

車の機能は「走る、曲がる、止まる」が基本。

これを実現するためには現在ではハードとソフトの協業が当たり前。



情報機器の基本機能とはなんぞや?

おもいっきり言い切ってしまえば

「情報を見える化し、扱えるようにすること」

である。

この定義から言えば、ハードは補助機能の実現に寄与、といえば言い過ぎだろうか。



情報機器のデザインのコモディティ化が進んでいる原因は

情報機器の基本性能の向上にハードが何が出来るかについて考察されていないからではいか?

基本機能の実現にソフトとハードが明確に切り分けられるからコモディティ化が進む。

情報機器のデザインにブレイクスルーを生むつもりなら

「ハードによって情報を見える化し、扱えるようにすること」を考えるのが一番だ。

Appleがマウスを導入したように。

MITの石井氏がタンジブルビットを提案しているように。

である。


若輩の私でも考えが及ぶのだから、もちろん一線のデザイナーや技術者も気づいているはず。

それができないのは横並び意識に支配されているせいだ。

先行するリスクを取らずして、情報機器の世界でTOPに立つことはない。



処方箋は、

「ハイブリッドなデザイナーや技術者の確保」



「先行するリスクを恐れないこと」

だと考える。


諸兄のお考えやいかに?





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コメント 1

中内ヨシフミ

激しく同意……なんですが、その為の切り口が見つからないのです。私の予感では、日本語や日本人の特異性にヒントがあるのではと思ってます。
by 中内ヨシフミ (2011-05-20 00:55) 

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